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Roundabout Motorcycles ラウンドアバウト モーターサイクルズ

兵庫県 姫路市 トライアンフ TRIUMPH 英車 バイク

心臓に悪いので寿命が縮む

だいぶん前にも一度書きましたが、わきの下に変な汗をかく作業ナンバー1の別体アロイシリンダーのタペットガイドブロック交換。抜く時は緩くなっていますので案外苦労しませんが、入れるときの緊張感はなかなかのものです。
逆に言うと、タペットガイドブロックがよほど傷んでいたり手で抜けるほど緩いとか、オイルがクランクケースから湧き上がってくるような場合を除けば交換しないほうが無難かもしれません。

P1050084.jpg
この部分、鉄シリンダー&鉄のガイドブロックのノリで行うと大変なことになります。簡単に言うと、嵌め合い1/100ミリぐらいでも挿入途中でアルミとアルミがカジってしまい、途中でロックしてにっちもさっちもいかなくなります。
因みに、プレスで無理矢理やるとシリンダーが割れる時があります。

さて、この緊張感半端ない作業を自分でやってみようという勇気のある方に、当店のやり方のネタばらしをしておきます。
このやり方が正しいかどうかは個人の判断にお任せします。

シリンダー側のガイドブロックが入る穴は楕円になっていることがままありますので、まずここに関しては必要最低限でボーリングして真円にしておきます。
タペットガイドブロックはオーバーサイズのモノを用意し、その穴に対してゼロゼロないしは1/100ミリマイナスに旋盤でサイズ調整をして、ついでにOリング溝を設けます。その後で接触面のみカジリ防止でハードアルマイト加工(すごく高いけど)で太らせ、穴に対して1/100~15/1000ミリオーバーに仕上げます。

で、ココからは挿入の作業です。
シリンダーに対してタペット穴がキッチリ並行の位置を決めてシリンダーとタペットガイドブロックにサインペンでずれないようにマークしておきます。

挿入する前にシリンダー全体を素手では到底持てないぐらいまで加熱しつつガイド穴を局所的に加熱し、タペットガイドブロックはOリングをセットして常温のまま置いておくか、もしくは冷蔵庫で冷やしておきます。
シリンダーが完全に温まったところでタペットガイドブロックにオイル漏れ保険で液体ガスケットを塗り、マーキングがずれないように一気に入れます。熱が一瞬で伝わるので挿入の時間は1秒以下です。

そしたらわきの下は変な汗をかいてます。

我こそは!と思う別体T100、TR5のオーナーの方は挑戦してみてください。あと、トライデントもそうですね。
私はこの作業をやるたびに寿命が縮むのであまりやりたくはありません。

以上、ネタばらしでした。

※画像のシリンダーの下に敷いている木枠は町田スペシャルツールといいまして、ベース面に角度がついておりタペットガイドブロックが垂直になる工具です。
高知県にしか売っていません。







  1. 2017/04/06(木) 20:49:47|
  2. 修理
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