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Roundabout Motorcycles ラウンドアバウト モーターサイクルズ

兵庫県 姫路市 トライアンフ TRIUMPH 英車 バイク

タペットガイドブロック

タペットガイドブロック交換。意外と消耗しているパーツです。タペットのヒールが納まるところが磨耗してガタガタになってきます。当然ですがタペットも消耗してきますのでダメになっているやつは交換が必要です。エンジンオーバーホール済とかいう車両でもこういうところを無視してあるケースが結構あります。

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タペットブロックはシリンダーと平行に入れなければいけません。確実に平行に入れるためのジグとかをまた作らないといけないなと思っております。今回は直定規と目の力だけでビシッと平行に組みましたが。

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65年あたりまで使われているこのタイプのタペットブロック、本来Oリングは付いていません。抜き取った古いやつにも当然付いていませんでした。溝入れ加工済みのタイプに交換。Oリングは耐熱性を考慮し、フッ素で決めます。ニトリルですと何回か熱が入るとプラスチックのように硬化しますので意味ありません。

P1070610.jpg
シリンダー側をじっくり暖めてからプレスにてSSTを使って圧入。
「あつにゅう」という字を漢字に変換すると、いつも「圧乳」という字に変換されていまいます。パソコンが壊れているのかもしれません。
みなさんのパソコンはどうですか?

ここも毎回同じ背丈のソケットを下に入れて作業してますが、斜めに入っていくところなので、ジグがあったほうがいいですね。当然ですが抜いたやつと新品の部品はマイクロメータで測定して数値を比べ、マニュアルのデータを参考にしつつ作業してます。

P1070623.jpg
タペットブロック圧入後は時間をあけて完全に冷ましてからタペットの挿入具合を確認します。きつければリーマーを通す必要があります。今回は4本中1本がほんの少しだけきつめだったので、フレックスホーン2往復で良い感じに仕上がりました。

P1070616.jpg
タペットはステライト部分がだいぶん荒れてました。ここまでひどいのもなかなかないですが。

たかだかタペットガイドブロックの交換、「抜き変えて終わりでしょ?」と思われがちですが、測定やらなんやらで意外と時間かかります。

圧入して内径調整みたいな作業はどんなエンジンでもあるかもしれませんが、英車の場合、そこに部品の精度がイマイチというのが加わってきますので面倒です。新品のサイズが大きすぎる、小さすぎて使えないというのは日常茶飯事ですので。
旋盤などはそういう時のためにあるわけですので、高いものですが必要性を感じます。

しかしこの後、一旦ヘッドガスケット、ヘッドを仮に組み、プッシュロッドチューブ、ロッカードレンパイプ、ロッカーボックスとガスケットをセットして、プッシュロッドチューブの上下のシールのサイズを選定するという、地味な作業が待っています。

適度なクリアランスでなるべくメカノイズを少なく、尚且つオイル漏れも対策しながらというのを考えながらやっていますが、非常に大変だなと日々感じています。


  1. 2013/08/03(土) 20:41:25|
  2. 作業
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