この仕事をやっていると、アレがあればもっと良くなるのにな、ということが日々ありまして、そのことが頭の片隅にずっと停滞しています。

最近のレプリカLUCASテールランプですが、配線がヘボ過ぎて振動でギボシのカシメ部分の根元でブチ切れてしまいます。
ジャパニーズギボシだとスリーブで配線と端子が全体的に覆われるので大丈夫なのですが、イギリスギボシだとスリーブで全体が固定されないのであっけなく千切れてしまいます。ただ、この部分は見えるとこなので出来ればイギリスギボシでやっておきたい。
配線の色もLUCASのカラーではないので気に入らないところではありました。

ただ、この電球ソケット部分の端子が一般的には手に入らず、端子がない=配線が変えれない、という何とも歯がゆい状況が何度もありました。
随分前に結構探したのですが、いくら探しても見つからないので半ば諦めておりました。

しかし今回はハーベストムーン吉田氏の粋な計らいで端子をゲットすることが出来、この部分の修理が可能になりました。
吉田氏の話では、やはり一般的には入手困難とのことでした。かなり特殊ルートでのみ入手できます。
この端子に鋭く反応するのはアナタぐらいですよ、と吉田氏に言われましたが、他の店は困ってないのか?と疑問に思いました。

LUCASカラーで修復完了。メインハーネスが純正カラーならば、誰が外しても間違わんでしょう。
もちろん屈強で銅線タップリ、でも細いという当店で使っているシンウォールケーブル。値段は高いけど最高の配線。

PVCスリーブも通してスマートに、尚且つギボシの根本は念のため収縮チューブで補強。コレで問題ないでしょう。
細かいところにばかり拘り過ぎて懐を圧迫し、店が潰れる日もそう遠くないのでは、とよく思います。
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- 2018/02/24(土) 21:26:47|
- 修理
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T140の委託販売車両です。元々当店で販売した車両になります。
オーナー様は大変気に入っておられたのですが、諸事情で置き場が無くなってしまうため泣く泣く手放すといった感じです。



元々はESですがセルモーターは取っ払ってタイミングカバーは交換してあります。
純正キャストホイールのT140は好みの分かれる所ですが、個人的にはかなり好きですね。
車両は店頭のほうにございますのでいつでも見ていただけます。
詳細のお問い合わせは電話、メールでも承っております。
079-227-2871
roundabout@gaia.eonet.ne.jp
特選車両です!
SOLD OUT!
- 2018/02/18(日) 20:48:24|
- FOR SALE
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非常に嬉しいことがありました。
どれぐらいの嬉しさかといいますと、この前めったに注文しないアメリカインチのボルトを注文したのですが、当時純正で使用されていたGSFの刻印が入ったボルトが混ざっており、「GSFのボルト、まだあるんかい!」とかなり発狂しました。大体それと同じぐらいの嬉しさです。
UNFの純正ボルトで発狂できる人は、私の知る限り浜松に約1名ですが。

で、何がそんなに嬉しいのかと言いますとですね、店のすぐ目の前なのですが、以前から工事をしておりまして何が出来るのだろうかとずっと気になっていました。
どうやらセブンイレブンが出来るらしいです!
2月28日オープンということで、店長さんがわざわざ案内しに来てくださいました。
無料でマヨネーズがもらえるオープン記念クーポンまでいただいてしまいました。
近くにコンビニが無いわけではないのですが、歩いていくには微妙に遠かったのでこれからは便利になります。
よし、これで立地に関してはHARVEST MOONと互角だぜ!
- 2018/02/15(木) 20:24:07|
- 戯言
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雑誌に騙され、インターネットに騙され、最後は人に騙される。
まあ生きてればそういうこともあるのかもしれませんね。

諸般の事情により車両全体の画像はとても載せれませんのでズーム画像のみでいってみます。
「クラッチは入念にやった」 とてもそんな風には思えませんが、個人差があるのでしょうか。

とりあえずこういう旧式なものは当店では使用しません。進化系にしていきますので。

すり減ったバックプレートゆえのガタの多いクラッチ周辺。なるほど、入念にダンパーラバーは交換してありますね。
1BAのカウンターシャンクスクリューはいとも簡単に緩みましたが、そんな締め方では後々大変なことになります。

気づかなかったのか、わざと放置したのかは知りませんが、危ない所ではあります。

とりあえずギリまで根元をほじくって危うい感じだけは回避しておきましょう。

スリーブを通して根元は最後にシリコンで固めて、しばらくは大丈夫なようにしておきました。

ロッカーボックスの隅の1/4ボルトが入る部分ですが、ネジ山がズタボロです、しかも4か所共。
画像ではわかりにくいですが、察するに元々BSFの所にUNCが入れられて、再度BSFがぶち込まれた感じです。
これは確信犯。まさかBSFのヘリサートを持ってなかったとか?エンジン全分解してますよね?
気づかなかったとしたらそれはそれで問題ありですよ。
他にもツッコミどころはたくさんありましたが、めんどくさいのと呆れてくるので割愛します。
オーナーは相当なお金を払って車両を購入されてます。リヤのブレーキシューぐらい交換しといてあげれば。
多分この作業をした人は当店のブログなど見てないでしょうから、何食わぬ顔して生活してるでしょう。
もし見る機会があって気づいたのであれば、多少なりとも反省していただければなと思います。
- 2018/02/13(火) 19:57:36|
- 修理
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以前にブログで紹介した品質の良いフォークブーツでしたが、64~68年のタイプは通販でパーツのみを送らせていただいたことはあったものの、実は当店では取り付けたことがなく、今回初めて付けてみました。
取り付けたことないようなパーツを堂々と売っとったんかい!という話ですが、ハイその通りです
69年以降のタイプは品質はいいのですが、使用してみて少し気を付けるべきポイントが発見出来ました。
デュープレックス用は今も昔も無問題です。

台湾製のフォークブーツがポンコツなのは以前にも書きましたし、他店のブログで読んだ人も多いと思います。
今回取り付けた64~68年タイプのフォークブーツは、もちろん台湾製ではなく、かといってイギリス製でもありません。
そう、カルチョの国の製品です。なぜそんな国が?私もよくわかりません。
材質はポリウレタンラバーっぽくて、アンドバー製のノートンコマンド用フォークブーツに非常に近い、かなり高品質なものです。
10年どころか20年ぐらい、いや、ヘタすりゃ一生?なんとなくそれぐらい大丈夫な気がします。
最近販売されているW社のヘビーデューティータイプはまだ使ったことがないのですが、おそらくインド製ではないかと思っています。ヘビーデューティタイプの良否判定は手に取って使用してみるまでわからないので今度仕入れてみようとは思っています。
インド製だからダメだろうという判断は時期尚早です。10年もてばハイクオリティの部類に入ってしまうのがこの世界です。
誰か生贄になってください。
67年式の車両に67年用のフォークブーツを67年用のブーツバンドを使用して取り付けると非常にカッコいいです。
ただ、このフォークブーツ、頑丈なのはいいのですが、頑丈ゆえに取り付けがまあまあやりにくかったりします。
パーツのみで販売させていただいた方々、ひょっとして苦戦したのでは…、と今更ながら思いました。
- 2018/02/03(土) 20:00:31|
- 作業
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