Roundabout Motorcycles ラウンドアバウト モーターサイクルズ

兵庫県 姫路市 トライアンフ TRIUMPH 英車 バイク

そこはユルくなくてもいい

よく「英車はユルい感じがいい」とか書いてある雑誌なんかがありますが、まさにその通りだと私も思います。ことトライアンフに関しては、わりと色んなスタイルがありますので、それに合わせていろんな恰好で乗っていただければと思います。絶対にルイスレザーでなければいけないわけではないですし、なんなら革ジャンではなくてアウトドアウェアでもいいです。ブーツを履かずにVANSのオールドスクールとかで乗っていただいてもアリかなと。

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そんなユルい感じのトライアンフではありますが、大事なところまでユルいのはいかがなもんかと。
別体スイングアームの時代から71年のコニカルハブに変更になるまで長い間使われていたリヤのボルトアップスプールハブ。ココのドラムとの連結ボルトナットは結構ユルんでいるやつがあります。レストア後に組んだ時はしっかり締まっているのですが、塗装が沈んでいくのと、ボルトも伸びますので、経年でユルくなったりしております。
ユニットでUNFのボルトの場合はロックナットが入っていると思いますが、別体BSCYの場合は本来ココの表裏にバナナみたいなロックワッシャーが入っており、プレーンナットで止まっています。意外とこのロックワッシャーが曲者で、生材っぽい素材なのでトルクによって沈んでしまい、ボルトナットが遊んでしまったりしているものがあります。
ユニット時代になって撤廃されることを考えると、いらないものだったのではないかという風にも思います。ロックワッシャーを抜いて組む場合はロックタイト中強度でガチ締めが望ましいと思います。

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変わってこちらはQDハブ。ベアリングが高いのであまり好きではないのですが、こちらもハブとドラムの連結部分が重要で、間に入っている四角い断面のリングが入っていない車両がたまにあり、その場合は後輪とドラムがフラフラでユルユルになります。
外した際には要チェックなのと、そのリングの素材もわりと重要で、スポンジみたいなやつはあまりよくないです。ゴムのしっかりしたやつが良いので交換する場合はパーツの選定も気をつけてください。

キメるところはきっちりキメて、そのうえでユルーいトライアンフライフを送っていただければ幸いかと思います。


  1. 2016/05/30(月) 21:59:31|
  2. 修理
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純正のネジはどこに行ったのか

トライアンフの修理作業中に必ずと言っていいほど付きまとうのが、ネジ類の入れ替えです。分解したときに変なネジが入っていれば極力入れ替えるようにしていますが、車両によってその数はまちまちで、多ければ多いほどその車両の闇の歴史が紐解かれて不安に気分になります。

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別体のオイルタンク、バッテリーボックス、フェンダー付近のボルトでこれぐらい入れ替えるときもありますが、純正でついていたネジ達は一体どこに行ってしまったのだろうかとよく思います。ワッシャーなんかは使えるものは再利用しますが、ミリネジなどは問答無用でゴミ箱行きです。
ネジなんかなんでもいいんじゃないかと思われがちですが、作業するときにミリとイギリスインチとアメリカインチのレンチとソケットが全部出てくることになり、恐ろしく効率の悪い作業になってしまいます。67~68年あたりの移行期の混在は別にして、年式に合ったネジ類を使用することが好ましいと思っています。
あとミリネジは根本的に線径が違いますので、一部を除いては使用しません。

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中には特殊な形状のものもありまして、そのあたりをキッチリとキメることにより、より全体が引き締まります。
別体57年以降のチェーンガードの前後ボルトはこの組み合わせが正しかったりします。止まっていれば何でもいいように思われがちですが、正しい組み合わせのほうが、より正しいということです。

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たまに、「なんでそんなに細かいことを知っているんですか?」とか言われたりしますが、ただ単に資料を貪り読んでいるだけです。知らないとちゃんと組めないところが意外と多かったりしますので。
技術だけあっても仕方ないですし、知識だけあっても仕方がない。双方は表裏一体ということです。
そんなこと言いながらも、まだまだ知らないこともたくさんあったりするので、その都度調べながら突き進んでおります。
知るということは、知らないということを知ることから始まりますので。

「トライアンフ以外の他のメーカーのことは詳しく知りません」 と人にはよく言っておりますが、それはこういった細かいことを調べるのは一つのメーカーだけで限界ということを言いたいのです。

細かいところがキマっている一見フルノーマルのトライアンフは、なぜか不思議なオーラを放っているように見えるのは私だけでしょうか。




  1. 2016/05/29(日) 21:45:38|
  2. 作業
  3. | トラックバック:0

辛口

早いもので店をやりはじめてからうっかり三年も経過してしまいました。一年で潰れるだろうと思っていましたが、なぜだか意外としぶといです。ついでに最近はブログもうっかり書かずに帰ってしまったりするので、間隔が空きがちです。

まあしかしこのブログも人に言わせると結構辛口なようで、よくイベントなんかでは「辛口ブログですね」とか言われたりしております。主観ではグラッドストーンのほうが辛口だろうと思うので、自分では中辛ぐらいと思っていましたが、三年経過したのでさらに辛口でいってやろうかなと企んでおります。

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貴重な別体T100アルミシリンダーのタペットブロックのボルトのネジ山がズタズタになっております。勝手にズタズタになったわけではなく、違う規格のボルトをテキトーに削ったようなものが入れてあり、こんなことになっているわけです。
この部分はタペットブロックが斜めになっているので当然ボルトも斜めになっており、チョット修理にテクがいりますね。

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テクを駆使してキッチリとBSFで直しておきました。この悪行は過去に他店でやられているわけですが、結果としてお客様は余計なお金を払わなければいけないということです。文句は悪行修理をした他店にお願いいたします。

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どうやって直したのかはさておき、ボルトの角度もタペットブロックに対して垂直で良い感じです。

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コレはまた別の車両ですが、ノーメンテナンス過ぎてエライこっちゃみたいなのも修理したりしております。

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消耗しているところはキッチリ交換しておくことが大事です。

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インナープライマリーカバー裏のスペーサーはハンドルを切ったものが入っていたので、正しいものへと交換。分解して組み立てるときになぜこういったものがなくなり、そして一体どこへ行ってしまったのだろうかとよく思いますが、もはや知る由もありません。

過去の悪行作業者はバレないだろうと思ってやっているかもしれませんが、しっかりバレております。

ただ一つ言えることは、横のつながりも含めて色んな情報が入ってきますので、どこの店で悪行がやられているのかということを私自身はしっかりと把握しております。

皆様、お気を付けくださいませ。





  1. 2016/05/10(火) 21:16:41|
  2. 修理
  3. | トラックバック:0

ゴールデンウィークなので

世の中ゴールデンウィークで各自色んなところに遊びに行っているようですが、私は水曜日だけ休むことにしたので特に遠方には行っておりません。

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天気も良かったので、水曜日に日帰りでチョットだけ走りに行ってきました。

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ツレの意見を聞くことなく氷ノ山まで行ってきました。予想よりだいぶん気温が低く、横で寒いとか文句言っているツレがいましたが、景色が良かったので差し引きゼロってことで。標高ワカールで測定すると800メートルチョイ。そりゃ寒いわな。

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雪が降ってくる前に登る予定をしているので登山の下見も兼ねておりました。
風がきつめの一日でしたが、自分のバイクで気兼ねなく走れてなかなか気持ちよかったです。

バイクには本当にいいシーズンになってきました。



  1. 2016/05/05(木) 19:49:42|
  2. その他
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兵庫県姫路市にてトライアンフを中心としたクラシックバイクを展開。

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