Roundabout Motorcycles ラウンドアバウト モーターサイクルズ

兵庫県 姫路市 トライアンフ TRIUMPH 英車 バイク

近況の報告程度

ブログを書くのは非常に面倒なのですが、書かずに放置していると自分がブログをやっていたことすら忘れてしまいそうになるので、近況の報告程度に書いておきます。私の場合は仕事でしゃーなしにブログを書いていますが、プライベートで頻繁にブログを更新してらっしゃる一般の方もおられますので見習って書かねばなりません。

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だいぶん長らく預かっているコイツの腰上を組んでおりまして、忙しくしておりました。長期に渡って預かることになったのは私だけのせいではありませんが、ただボーリングの精度は重要なので勘弁してください。現在試運転中です。

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クランクケースのアイドラーシャフトの部分にクラックが入っていたエンジンですが、マッハで組み上げました。直した部分はうっかり画像を撮り忘れましたが、ちゃんと直ってますのでご安心ください。レーザー治療です。アイドラーギヤのバックラッシュが組むまですごく不安でしたが、杞憂に終わりました。クランクベアリング部ドライブサイドの修理もしております。念のためC3で組み立て。Oリングチェーンのカシメ部分を注文していなかったのでソレが来てチェーンを装着すれば試運転に入ります。マフラーを付けていないのはチェーンを付けにくいからです。右は付けれると思いきや、左右の高さのバランスがあるので両方つけていないのです。

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一部、パーツが届いているのでこれからやっていきます。コイルだけは交換して配線を少し手直ししました。デュアルコイルにしようかなと思いましたが、元々筒型のコイルが悪くない感じで取り付けられていたのでそのまま利用しました。

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上の画像のサンダーバードに使用する不良ハンドルが届きましたが、梱包すらほどいていません。明日開けてみよう。開けなくても梱包のサイズから不良感は伝わってきます。

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箱が返ってきたのでコイツも組まねばなりません。3気筒もこれぐらい早くやってくれれば…、おっと口が滑りかけました。

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すいません、まだ何もやってません…。

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コレは…、うーん。

全ての車両は精度バリバリの国産車ではないので時間はかかるのですが、とにかく随時進めていきます。以上です。









  1. 2015/08/28(金) 21:19:52|
  2. 作業
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イチオシパーツ

マークⅡが標準装着である79年以降のT140パラレルポートヘッドにコンセントリックマークⅠを装着できるアダプターというのは以前にも書きましたが、先日その装着用のボルトを朝から旋盤でゴリゴリと削っておりました。

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とりあえずすぐに使用するのは4本だけなのですが、勢いで3台分作ってみました。コレが結構大変で1時間ぐらいはあっという間に経ってしまいます。でも頭の外径がナロー且つハイトやや低めなコイツがないとアダプターが装着できないので、嫌でも作らないと仕方がないのです。

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取り付けた様子はこんな感じですが、コレは本当に画期的なパーツだと個人的には思います。79年以降にしか使用することがほぼありませんが、純正で付いているマークⅡはゴミ率が非常に高いのと、チョークがウザいので、それらのことを一気に解決できるスグレモノです。マークⅠプレミアとの組み合わせで調子がバツグンになります。

79年以降にしか使用することがないので、このブログを見て 「スゲェ!」 ってなる人は少ないと思いますが、イチオシパーツなので2回目ですが、書いてみました。安いパーツではないですが、グズったマークⅡとオサラバできるという意味では安いかもしれないです。もちろんマーク1.5のハリスにも使えます。
CRキャブもいいんですが、AMALのフィーリングとアイドリングの強く打つ感じが好きな人はこのアダプターがオススメですね。


  1. 2015/08/22(土) 22:39:12|
  2. パーツ
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ピストンリング

英車のパーツがモノによって相当具合が悪いというのは皆さん周知の事実ではありますが、外装の部品ならまだしも、意外とエンジンのパーツまでもダメだったりします。

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それだけはちゃんと作ってくれと思いながら、いまだに不良があるのがピストンリング。一昔前は日本製のR社が製造していたものがわりと普通に手に入っていたのですが、最近はもう作っていないようで、入手が困難になっています。ハーレーのほうでは有名なH社のピストンリングもトライアンフ用となると 「マジかよ」 みたいなことがあったりします。

最近では過去の失敗等から色んなデータが蓄積されてきたので、この場合はこのメーカーのピストンリングを使用、みたいなのも自分の中では確立されてきました。ピストンセットに付いてくるピストンリングも使えるやつとそうでないやつがありますので、当店でエンジンを組む場合はピストンリングだけ違うものにコンバートしたりもしています。

「ピストンリングとかの重要部品はもう少しちゃんと作れや」 と普段から思っていますが、よく考えてみれば、本田宗一郎でも製造するのが難しかったというぐらいですから、英車のパーツを製造している会社では難しいのかもしれませんね。

やっぱり日本製は安心だなとか思いながら、海外製のパーツで日夜作業を推し進めております。



  1. 2015/08/21(金) 20:47:37|
  2. その他
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経年劣化を味わう

盆明けから若干ではありますが涼しくなったので、店内の気温も下がり、過ごしやすくなっております。昼過ぎぐらいに急に雨が降ってきたので、夏の風物詩である 「雨に打たれて白いブラウスの下からキャミソールが透けて見える女子高生」 が通らんかなと外を眺めていましたが、XLサイズのTシャツを着たビショ濡れの太ったオバハンしか通らず、気分がナーバスになったうえ、世の中そんなに甘くないということを痛感しました。

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マフラーから結構頻繁に白煙が出ており、夜の信号待ちで後ろからクルマにライトで照らされた場合はほぼ2スト、ということで腰上オーバーホールとその他諸々の修理で入庫のハリス。全体的に程よくヤレております。部分的にエイジング加工のところもありますが、全体的にまとまったヤレ具合。

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シリンダーはかなり錆びておりますが、今回は敢えて塗ったりせずにヘッドも含めてヤレた感じのまま組みます。ピストンクリアランスは17/100になっており、そりゃ白煙も出るわな的コンディションです。

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プッシュロッドチューブはそのうち穴が開くかもしれませんが、中途半端に塗ってあるシルバーペイントもアリなのでとりあえず穴が開くまでこのままいってみましょう。

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とはいえ、組み立て時にクランクケースの中に錆びのカスがパラパラと落ちていくのもなんですので、最低限の洗浄をして内燃機加工に出す前に先にプッシュロッドチューブOリングの選定だけやっておきます。トライアンフに関しては、Oリングは全てバラバラで手配しており、フッ素、シリコン、ニトリル、EPDM等、適材適所で使用しております。ガスケットキットに入っているようなOリングはへボいので使用しません。
いつも通りダミータペットガイドブロックを挿入してテスト用のOリングを入れてクリアランスを見ていきますが、なぜダミータペットガイドブロックなのかというと、寸法合わせのため最終的に使用するタペットガイドブロックを旋盤で削ることがあるからです。今回はその必要はなく、元々入っていたタペットガイドブロックもタペットも良好でしたので再使用します。国内モノのT140系は走行距離が少ないものが多いので案外このあたりのコンディションがいいです。650は大体ズタボロですが。

レストア済みのキレイな車両も好きですが、風合いを生かした車両というのも実は結構好きだったりします。案外いいアジを出すのは難しかったりするので、ネジの交換が必要な場合はその選定などに少し気を使いますね。

時として、「バイクの経年劣化を楽しめる人は、或いは経年変化していく自分の配偶者もバイク同様に末永く愛せるのだろうか?」 という問題が浮上しますが、その問題に関しては、自動車工学、機械力学などのジャンルをはるかに超え、文化人類学ならびに自然人類学からの考察が必要になり、最終的に話題は宇宙の起原まで飛躍してしまいますので、面倒くさいのと話が長くなるのでまたいつか機会があればということにいたします。

冒頭のキャミソール女子高生ですが、よく考えれば夏休みで学校が休みなのと、そもそも近くに高校とかがなさそうなので、女子高生など通るわけがないということに今更ながら気付きました。






  1. 2015/08/17(月) 21:26:56|
  2. 修理
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夏季休業のお知らせ

猛暑で作業効率が落ちまくっておりますが、夏季休業ということで12~14日までお休みさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

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  1. 2015/08/09(日) 21:36:32|
  2. お知らせ
  3. | トラックバック:0

クラッチ全滅

クソ暑いのでとっとと作業と事務仕事をやって、とっととブログを書いてさっさと帰宅するという、ラウンドアバウト・サマータイムブルースシステムで毎日を過ごしております。

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わりと遠方からご依頼の57年サンダーバード。腰上はユニットボンネのツインキャブで走り重視になっておりますが、あとはまずまずストックの状態。

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ボイヤーのフルトラが装着されておりましたが、ひとまずコイルは12ボルト直列になっていたので要変更。

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用心深いのかソリッドステートレギュレータなのにツェナーも付いておったのでツェナーは撤去します。

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コレはちょっと初めてな感じですが、マニホールドがかなり歪んでおります。ボンネの鉄のマニホールドも歪むんですね。中からライトで照らすと歪みが一目瞭然。紙ガスケットを入れてもごまかせないレベルの歪みです。

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オルタネータの配線は溶けて危険な状態。配線はその他の箇所も怪しいところがあったので要修繕。画像にはないですがブレーキスイッチもヘンテコなものが付いていたので純正に戻します。

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ちょっとわかりにくですが本来チェーンガードの前側のステー部分が付くところになぜかグリスニップルが装着されております。スイングアームの内部をグリスアップするのか?よってチェーンガードは後ろでしか止まっておりません。

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極めつけはコイツ。クラッチダンパーユニット内部が激錆び。カウンターシャンクスクリューを外すのもかなり苦労しました。ゴムは完全に硬化して岩のようになっています。

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カウンターシャンクの頭だけと両プレートの表側とダンパーボディの外側だけメッキされており、内部がこれだけ錆びているということは、おそらくダンパーユニットを分解せずにメッキをかけたのではないかと思います。メッキは下処理で酸洗いをしますので内部に酸の液が残ってしまい、それでこういうことになったのではないかと思います。あくまで想像ですが。どのみち交換なのですが、スパイダーとハブの嵌め合いはガタガタです。

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コレだけでも使えんかなと悪あがきをしております。マイナスカウンターシャンクが取れない場合はギリギリまでドリルでもみとって薄皮一枚をタップで撤去するという技がありますが、1BAのタップがないと話になりません。BAのタップは英車屋には当然ありますが、英車を扱っていても持っていない店というのも存在するので、その場合は英車屋ではなくバイク屋ですかね。

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クラッチプレートもこんな感じになっており、当然ハウジング側もガタガタです。

クラッチ全滅!

別体にはよくありがちなことですので、粛々と修理していくまでです。







  1. 2015/08/07(金) 21:47:07|
  2. 修理
  3. | トラックバック:0

段々とチョッパーが好きになってくる

昼間は店内の気温が35度になるので一日中店にいると夜にはヘロヘロになっており、ブログを書く気にならずに完全にサボっておりました。今年はとりわけ暑いように思いますが、年齢と共に体力が落ちているだけなのではないかという気もします。

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過去に悪行がなされていると修理するのもとても面倒くさいことになってしまいますが、面倒な修理をするのが仕事なのでヘリサート修理を施してみたりします。イケールの垂直度とヘッドガスケット部分の垂直度とインマニ取り付け部分の平行度に全てが賭かっておりますが、なにぶん信じる心が大事です。

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こんな感じで修理完了。イギリスインチのヘリサートはおそらく英車屋にしか置いてないと思いますので、自分のバイクをお店に修理に出すときは本当にその店に出していいのかどうかよく考えてから出してください。ツケは必ずどこかで回ってきますので。

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正規のバンジョーボルトで悪くない仕上がりになっております。

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組み込んで始動するとWEBCOからオイルがガシャ漏れでしたが、必殺技で止めておきました。今回修理のために分解したところは今のところオイル滲みはゼロ。あとは走行後にチェックします。マグはお客様が持っていたK2FCをイギリスにてオーバーホール。コンデンサーは例のヤツで最高です。点火時期は左右でズレがクランク角で1度以下。これこそがマグのオーバーホールです。日本にはLUCASとBTHのマグネトー専門店というのが存在しませんので、イギリスに送るのが最も確実で結果安いです。マグに関しては皆様がどういうふうに考えているかよくわかりませんが、マグネトー専門店が所有している設備とパーツのストックを見れば考えるまでもないように思います。一体何のために専門店というものが存在しているのか、ということです。因みにハーレーのマグネトーはLUCASとは全く構造が異なっており非常に作業者に優しい作りになっていますのでちょっと羨ましかったりします。戦前のハーレーに付いているボッシュ製のは見たことないのでどんなものかよく知りません。

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ダイナモは生きていましたが、レギュレータがダメでしたので内部に現在最も信用できる最新式のものを仕込んでおきました。こういう車両は見た目の雰囲気を壊さないことが大事です。念のため放熱用の穴をあけておきました。ボックス中央のナイス!ステッカーは死んでも剥がせませんのでソレを避けてドリルド。悪趣味とハイセンスに付け加え、内部にハイテクも融合しておきました。

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走行風が抜けるかどうかは微妙ですが、反対側もドリルド。無いよりマシです。

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明日から涼しい時間を狙って長時間の試乗をします。私の手首が初期の族ZOKUバーに耐えれるかどうか不安ですが、この車両を見ているとチョッパーが段々好きになってきたのでちょっぴり楽しみではあります。




  1. 2015/08/02(日) 22:05:06|
  2. 修理
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プロフィール

Roundabout

Author:Roundabout
兵庫県姫路市にてトライアンフを中心としたクラシックバイクを展開。

〒670-0049
兵庫県姫路市元町113-1 
元町西ビル104

営業時間11:00~20:00
定休日 水曜日

電話&FAX
079-227-2871

メールアドレス
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